COPAIN(コパン)は遠隔リハビリに特化し、在宅でリハビリ科医やセラピスト、多様な専門家による身体と心の包括的なリハビリが受けられます。


「リハビリがつらい」を解決するメンタルケア:セルフ・コンパンションとは


「リハビリが、つらくてしょうがない」そんな時ありませんか?
例えば、効果が感じられない時、疲れた時、痛みを感じる時、時間的に余裕がない時、サポートが受けられない時など、様々な時に感じるかもしれません。
ただこの問題は、メンタルケアを取り入れることで、和らげることが可能です。
今回は、「リハビリが、つらくてしょうがない」を解消する、メンタルケアについてお話します。
この記事を読むことで、あなたはリハビリに前向きに取り組めるようになるでしょう。

リハビリは誰でもつらい

誰でも、リハビリはつらいと感じています。
なぜならリハビリは、自分自身との戦いだからです。
つらい理由は様々ありますが、皆さん共通して感じるのは、結果が実感できない時ではないでしょうか。
なぜなら後遺症の改善は、スポーツと違い、結果が分かりづらいからです。
例えばスポーツの世界では、勝敗が必ずつきます。ただ、後遺症の改善には勝ち負けはありませんし、改善スピードも人それぞれです。
つまり、自分自身との戦いですから、リハビリをつらいと思うのは当然のことなのです。

メンタルケアが、リハビリにあたえる重要性

そんなつらいリハビリですが、メンタルケアを取り入れることで、前向きに取り組めるようになります。
なぜなら、メンタルケアを取り入れることで、自分自身の心を整えることができるからです。
例えば、プロアスリートの場合、積極的にメンタルケアを取り入れています。具体的な例をあげますと、フィギアスケートの金メダリスト羽生結弦選手は、マインドフルネスを取り入れています。
つまり、結果がはっきりとしているスポーツの世界でも、メンタルケアは重要視されています。だからこそ、結果が出るまでの時間が長く、不確実性が高いリハビリでは、さらに重要視すべきなのです。

自分に優しくなる方法

「リハビリが、つらくてしょうがない」を解決するためには、自分に優しくしならなければなりません。
なぜならリハビリは、自分自身では結果が分かりづらいものであり、ついつい自分に厳しくなってしまうからです。
突然ですが、自分に優しくするとは、どういったことでしょうか?これは、人に優しくするように、自分自身にも優しくしなければならないということです。ただし注意が必要なのは、自分自身を甘やかすことではないという点です。
ここでは、仕事を例に考えてみます。例えば、あなたがある重大な仕事を任せられたとします。もちろん、仕事は成功させなければなりません。ただし、あまりにも自分を責めすぎると、体調を崩してしまったり、心の病になってしまったりすることがあります。そんなことになってしまったら、本末転倒です。
つまり、リハビリでも、自分に優しくなることが大切であり、「つらい」を乗り越えるために自分に優しくすることは、とても重要なことなのです。

自分に優しくなれる、セルフ・コンパンション

今回紹介したいのが、セルフ・コンパンションという考え方です。
なぜなら、セルフ・コンパンションは、自分に優しくなるためのメソッドだからです。
ここからは少しだけ、セルフ・コンパンションの概念についてお話します。
セルフ・コンパンションは、アメリカの心理学者クリスティーン・ネフによって概念化されたメソッドです。ちなみに、彼女は、セルフ・コンパンションを形成する三つの構成要素を、次のようにあげています。
1、自己への優しさ
これは、自分が失敗した時や上手くいかない時に、自分自身を責めたりせず、友達にするように優しく接することを意味します。つまり、自分自身に対しても、親切でいられるようになります。
2、共通の人間性
人は誰でも間違いをおかしたり、困難に直面したりします。これは自分だけの問題ではなく、誰にでも起こりうることです。自分の経験を、人として共有している大きなものの一部と見ることで、自分一人ではないと感じられるようになります。
3、マインドフルネス
これは、自分の気持ちや考えを判断せず、ただありのままに受け入れることです。喜びも悲しみも、今この瞬間に起こっていることに注意を向けることで、自分の感情に振り回されることなく、落ち着いて対処できるようになります。
この3要素を取り入れることで、あるがままの自分を受け入れ、人は自分自身に優しくなれると、クリスティーン・ネフは定義しています。
ただ、これを実践することは、非常に難しいですよね。そこで当社のリハビリでは、公認心理師によるカウンセリングやマインドフルネスを通じて、セルフ・コンパンションを習得するためのプログラムを準備しています。
今までみてきたように、セルフ・コンパンションは、自分に優しくなるためのメソッドであり、私達脳卒中当事者は、積極的に活用するべきものなのです。

メンタルケアは、人との関わりも必要不可欠

ここまでは、セルフ・コンパンションという、自己解決型のメンタルケアをご紹介してきました。ただし、メンタルケアには、自己解決だけではなく、人との関わり合いも重要です。
なぜなら人は、1人では生きていけないからです。
例えば、仲間や家族、信頼できる医療従事者とつながっている当事者は、生き生きしていますよね。
つまり、色々な方と関われる環境をつくることも、メンタルケアには重要なのです。その点も、忘れないことが大切です。

おわりに

今回は「リハビリが、つらくてしょうがない」を解消する、メンタルケアについてお話しました。具体的には、セルフ・コンパンションというメソッドを紹介し、あるがままの自分を受け入れ、自分自身に優しくなることの重要性をお話しました。ぜひ皆さんも、他人に優しくするように、自分にも優しくしてください。

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