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リハビリを毎日行う重要性と継続のコツ


「リハビリは毎日行うべきか?」そんなご質問を受けることがあります。
回答から申しますと、毎日行うべきです。ただし毎日行うためには、コツが必要です。
私も脳梗塞発症当時、そのコツを実践することで、リハビリを毎日行い、バランス感覚を改善させることができました。
ということで今回は、リハビリを毎日行うべき理由とコツについてお話したいと思います。
この記事を読むことで、あなたは毎日積極的にリハビリに取り組めるようになるでしょう。

リハビリを毎日行わなければならない理由は

先ほどもお話した通り、リハビリは毎日行うべきです。
なぜならば、後遺症改善には日々の反復練習が重要だからです。
この点は、研究分野でも実証されており、イギリスのセントラル・ランカシャー大学の研究によると、脳卒中後の反復練習により、歩行距離、歩行速度、立ち上がり動作、日常生活活動(ADL)について改善が見られたという研究結果があります。
Beverley Frenchら.Does repetitive task training improve functional activity after stroke? A Cochrane systematic review and meta-analysis. NNLM. 2010-1. https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20111838/   (参照2024-3-13)
つまり、後遺症改善には反復練習が重要で、どんなに素晴らしいアドバイスをもらっても、それを自分の動きにしなければ後遺症は改善しないということです。ですから、リハビリは毎日行うべきなのです。
ただし1点注意が必要なのは、無理はしてはならないという点です。なぜならば、無理をしてリハビリを行っても、期待通りの効果は表れないからです。例えば、体調が悪い、気が乗らない時などには、思い切って休んでしまうことも大切です。
また、リハビリ時間は多ければいいというものではありませんので、担当セラピストと相談しながら進めていきましょう。

リハビリを毎日行うためには習慣化が重要

リハビリを毎日行うためには、リハビリを習慣化させることが大切です。
なぜならば、人間は習慣化することで、物事を続けることができ、結果を出すことができるからです。
例えば、プロアスリートでも日々のトレーニングを習慣化させることで、結果を出しています。つまり、日々のトレーニングなくして、勝利はありえないのです。
ただし、習慣化は簡単なことではありません。
なぜならば、習慣化には一程度の日数が必要だからです。
例えば、運動を習慣化させるためには、1ヶ月程度の日数が必要とされています。ですから、習慣化は難しいのです。ただしご安心ください。習慣化にはコツがあります。
つまり、リハビリを毎日行うためには習慣化が重要であり、習慣化を行うためにはコツが必要だということです。
そこで次の章からは、習慣化のコツについて見ていきたいと思います。

リハビリを習慣化させるコツ:目標設定を行う

リハビリを習慣化させるためには、短期・中期・長期で目標設定を行うことが大切です。
なぜなら、人間は目標がなければ、物事に取り組むことができないからです。

目標設定の方法については、以前の記事で詳しく書いていますので、ご興味のある方はそちらをご覧ください。
【リハビリの長期目標の期間と効果的な設定方法とは】
https://miraicopain.com/2024/04/09/rehabilitation-long-term-goal-period/ 

例えば、当社のご利用者様で、次のような目標設定を行い、リハビリに取り組んだ方がいらっしゃいます。
1、長期目標「階段の上り下りを手すりに頼らずできるようになる」
2、中期目標「脚の正しい動かし方の習得」
3、短期目標「脚の柔軟性/筋力の向上」
この方は、毎日のリハビリを習慣化させ、見事に長期目標を達成しました。
つまり、目標なくしてリハビリを習慣化させることはできません。ぜひ、目標を立てて毎日のリハビリに取り組んでください。ただし、目標設定を行う際は、信頼できるセラピストのアドバイスを必ず受けてください。

リハビリを習慣化させるコツ:励ましてもらう

リハビリを習慣化させるためには、他人から励ましてもらうことも大切です。
なぜならば、人間はたった1人で物事を継続することができないからです。
例えば、私は、担当セラピストにリハビリの進捗具合を報告し、励ましの言葉をもらっていました。もしあの時の励ましがなければ、私はあの辛い日々を乗り越えることはできなかったと思います。
つまり、励ましてもらうことが、リハビリを習慣化させるためにはとても大切です。ぜひ、誰かに励ましてもらうことで、毎日のリハビリを前向きなものにしていきましょう。

リハビリを習慣化させるコツ:メンタルケアを取り入れる

リハビリを習慣化させるためには、メンタル面のケアも重要です。
なぜならば、物事を継続するということは、心の面にも大きな負担がかかるからです。つまり、物事を継続させるためには、心の負担を軽減しなければならないということです。
例えば、私は、毎朝3分間の瞑想を行っています。なぜこんなことを行っているかというと、自分自身の心を落ち着かせることで、心の負担を減らすためです。
つまり、メンタル面のケアも、リハビリを習慣化させるためには重要です。ぜひ、メンタルケアを取り入れることで、毎日のリハビリを実のあるものにしていきましょう。

リハビリを習慣化しバランス感覚を取り戻した私

私は脳梗塞発症からは半年間で、愛犬と散歩ができるようになり、3年後には走れるようになりました。
今考えると、リハビリを習慣化し、反復練習を繰り返した結果だと思います。
具体的に当時私は、次のような目標を立てていました。
1、長期目標「愛犬と散歩ができるようになる」
2、中期目標「左足をきちんとあげられるようになる」
3、短期目標「左足の筋力向上」
この目標は、当時の担当セラピストのアドバイスをもらいながら設定しました。ですから、進捗具合を担当セラピストに相談し、励ましやフィードバックをもらっていました。またこの当時から、瞑想を生活に取り入れました。なぜなら、当時の私は気ばかり焦ってしまい、リハビリが重荷になっていたからです。そんな私に、瞑想は自分自身を見つめ直す機会を与え、リハビリを続けるきっかけを与えました。一見メンタルケアは、習慣化に関係ないと感じるかもしれませんが、自分自身を俯瞰することは重要なことです。ぜひ取り入れてみてください。
このように、私は、目標設定、励まし、メンタルケアを取り入れることでリハビリを習慣化し、バランス感覚を改善させたのです。

おわりに

ということで今回は、リハビリを毎日行うべき理由と習慣化のためのコツについて見てきました。
結論、リハビリは毎日行うべきです。ただし、継続することは大変なことなので、リハビリの習慣化が必要となります。そこで今回は、リハビリを習慣化させる3つのコツについてもお話しました。それが、目標設定、励まし、メンタルケアでした。
後遺症改善に限界はありません。ぜひ、リハビリを習慣化させることで、毎日のリハビリに積極的に取り組みましょう。

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