COPAIN(コパン)は遠隔リハビリに特化し、在宅でリハビリ科医やセラピスト、多様な専門家による身体と心の包括的なリハビリが受けられます。


リハビリを行なうことにどんなメリットはあるの?


リハビリを続けることに、意味があることは分かっている。ただ、どうしてもやる気が起きない…なんて状況ありますよね。

そんな時は、リハビリを行なうことで自分自身にどんなメリットがあるか、深く考えてみることが大切です。

私も脳梗塞発症当時、この方法でやる気を出すことができました。

ということで今回は、リハビリを行なうメリットについて考えていきたいと思います。

この記事を読むことで、「リハビリを頑張ってみよう!」と、思うこと間違いなしです。

あらためてリハビリとは

リハビリとはリハビリテーションの略語であり、病気や怪我、手術などによって身体機能や生活能力が低下した人が、再び自立した生活を送るために行う訓練や治療のことを指します。

また、リハビリは身体的機能回復だけでなく、心理的なサポートや社会復帰のことも指しています。

リハビリを行なうメリットとは

リハビリを行なうメリットは2つあります。それは、身体的メリットと、心理的メリットです。

ここからは、その2つのメリットについて見ていきたいと思います。

リハビリを行なう身体的メリット

リハビリを行なうことは、身体的に大きなメリットをもたらします。

なぜなら、病気や怪我で失われた身体機能を回復させるために、リハビリは必要不可欠だからです。

例えば、フィギュアスケートの高橋大輔選手は、2008年に右膝の前十字靭帯を損傷し、手術とリハビリを経て競技に復帰しました。彼は復帰後、世界選手権で優勝し、オリンピックでもメダルを獲得しました。
また、日常生活においてもリハビリの重要性は広く認識されています。例えば、脳卒中患者がリハビリを通じて再び歩行できるようになったり、手の動きを回復したりすることがあります。

このように、リハビリは病気や怪我による身体機能の回復に欠かせないものあり、患者の身体に大きなメリットをもたらすのです。

リハビリを行なう心理的メリット

リハビリを行なうことは、心理的にも大きなメリットをもたらします。
なぜなら、リハビリに積極的に取り組むことで、自己効力感や自信が高まり、うつ症状や不安感の軽減にもつながるからです。

例えば、運動を行った後、程よい満足感を感じるかと思います。これと同じ効果が、リハビリにも期待できるのです。

つまり、リハビリを通じて身体的機能が改善し、日常生活が楽になることで、自己肯定感が高まります。また、リハビリを続けることによって、小さな成功体験を積み重ねることができ、それが自信へとつながります。これらのポジティブな変化は、患者の心に大きなメリットをもたらすのです。

リハビリを行なうことで患者が感じるデメリットとは

リハビリを行なうことで、患者は苦痛を伴うことがあります。これらは、身体的デメリットと心理的デメリットに分けることができます。

ここからは、その2つのデメリットについて見ていきたいと思います。

リハビリを行なうことで患者が感じる身体的デメリットは

リハビリを行なうことは、患者にとって身体的苦痛を伴うことがあります。

なぜなら、リハビリには日々の反復練習が必要だからです。

例えば、1日30分のリハビリをしたとすると、年間リハビリ時間は182時間30分におよびます。これだけの運動を行うことは、身体的に苦痛だと感じる方もいるでしょう。

つまり、リハビリを行なうことは患者にとって身体的苦痛を伴い、デメリットと感じる方もいらっしゃるのです。

リハビリを行なうことで患者が感じる心理的デメリットは

リハビリを行うことは、患者にとって心理的苦痛を伴うことがあります。

その理由として、リハビリには即効性がなく効果が出るまでに時間がかかるため、未来を信じて努力を続けなければならないからです。

例えば、毎日リハビリを頑張っても劇的な改善は難しく、自分自身では変化がわからないほどのスピードでしか改善しません。そのため、患者は自分を信じて頑張り続けるしかないのです。

つまり、リハビリを行うことは自分との戦いであり、心理的苦痛を感じ、デメリットと捉える方もいらっしゃるのです。

メリットとデメリット、結局どちらが大きいの

結論から申しますと、リハビリを行うことには大きなメリットがあります。

なぜなら、リハビリを継続することで理想の自分に近づくことができるのです。

例えば、自分一人で歩きたいと目標を立てた場合、リハビリを続けることがその近道となります。確かに、リハビリには辛い側面も多いですが、それを乗り越えた先には、その努力が報われる結果が待っているのです。

つまり、リハビリは困難を伴いますが、続けることで得られるメリットは計り知れないものがあるのです。

どんな患者にリハビリは必要なのか

では、どんな方にリハビリが必要となるのでしょうか。具体的には、下記にまとめてみましたのでご覧ください。

対象患者対象疾患の一例
脳血管疾患等の患者脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、脳腫瘍、脳膿瘍、パーキンソン病、失語症、高次脳機能
など
運動器系疾患の患者上・下肢の複合損傷、脊椎損傷、関節の変性疾患、慢性の運動器疾患など
呼吸器系疾患の患者肺炎、無気肺、肺腫瘍、慢性閉塞性肺疾患(COPD)など
心大血管疾患の患者急性心筋梗塞、狭心症発作、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患など
廃用症候群の患者急性疾患等(治療の有無を問わない。)に伴う安静による廃用症候群
がん患者食道がん、肺がん、縦隔腫瘍、胃がん、肝臓がん、胆嚢がん、大腸がん、膵臓がんなど
認知症患者重度認知症の患者
障がい児(者)脳性麻痺、脳又は脊髄の奇形、顎・口腔の先天異常など

医学的リハビリの種類と目的

患者が受けるリハビリには、理学療法、作業療法、言語療法の3つの種類があります。それぞれのリハビリの目的について具体的にまとめてみましたのでご覧ください。

種類目的
理学療法身体の機能障害を改善し、生活の質を向上させるための治療法です。運動療法や物理療法などを用い、痛みの緩和、機能の回復、筋力強化などを目的とします。
作業療法日常生活や仕事、趣味などの活動を通じて、心身の機能を回復・向上させる治療法です。具体的な活動を使って、生活の自立のサポートを目的とします。
言語療法言語障害や嚥下障害を改善するための治療法です。発音練習、コミュニケーション技術の向上、嚥下訓練などを通じて、言語能力や飲み込み能力改善を目的とします。

医療・介護・自費リハビリのメリットとデメリット

患者がリハビリを受ける方法には、次の3つがあります。

  1. 医療保険リハビリ
  2. 介護保険リハビリ
  3. 自費リハビリ

ここからは、これら3つのメリットとデメリットを比較していきます。比較を行うことで、それぞれの特徴が明らかになります。

1、 医療保険リハビリ
【メリット】
・専門職によるマンツーマンのリハビリが受けられます。
・医療保険が適用されるため、実費の1~3割の負担でリハビリを受けることができます。
【デメリット】
・発症から一定期間が経過すると、大幅にリハビリ時間が制限されます。

2、介護保険リハビリ:訪問リハビリ
【メリット】
・専門職によるマンツーマンのリハビリが受けられます。
・介護保険が適用されるため、実費の1~3割の負担でリハビリを受けることができます。
【デメリット】
・無制限にリハビリを受けられるわけではなく、時間的な制限があります。

3、介護保険リハビリ:通所リハビリ
【メリット】
・介護保険が適用されるため、実費の1~3割の負担でリハビリを受けることができます。
【デメリット】
・集団指導が中心となるため、マンツーマンのリハビリは受けにくいです。

4、自費リハビリ
【メリット】
・専門職によるマンツーマンのリハビリが受けられます。
【デメリット】
・全額自己負担となります。

このように、各リハビリにはそれぞれメリットとデメリットがあります。患者はこれらの特徴を理解した上で、自分に最適な方法を選択することが重要です。例えば、医療保険でリハビリが受けられない場合や、介護保険リハビリで満足できない場合には、自費リハビリも検討する価値があります。

おわりに

リハビリを続けることは、確かに大変です。特に、効果がすぐに見えないときや、痛みを伴うときは、やる気を失いがちです。しかし、その先には必ず自分の望む未来が待っています。

そして、リハビリには多くのメリットがあり、身体的な回復だけでなく、精神的な強さや自己肯定感も得られるのです。

この記事が、リハビリを続けるための一助となれば幸いです。辛い時こそ、リハビリのメリットを思い出し、一歩一歩前に進んでいきましょう。あなたの努力は必ず報われます。

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