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脳卒中後の復職を成功させる2つのポイント


脳卒中後、復職するまでの道のりは平坦なものではありません。更にその後、仕事を続けることはそれ以上の苦労がともないます。
ただし、2つのポイントさえ知っていれば、その苦労を軽減できます。
実をいうと、私はその点を知らずに復職をしてしまったので、大変苦労しました。
今回は私の失敗談を含め、脳卒中後の復職の道のりや心構えについてお話させていただきます。
この記事を読むことで、あなたの悩みが少しでも軽減できればと思います。

復職できたとしても、続けることの方が難しい

厚生労働省の調査によると、脳卒中患者の復職率は50~60%となっています。ただしせっかく復職しても、その後退職する方が沢山いらっしゃいます。
それはなぜかというと、一般企業への復職というのは健康な方々と働かなければならないからです。
例えば、私のまわりでも多くの方が退職しました。
その方々に理由をお聞きしたところ、
1、 希望していない部署への配置転換
2、 病前のようなパフォーマンスが発揮できない
3、 上司や同僚と上手くいかない
などがあがりました。
つまり、脳卒中後の復職することも大変ですが、それ以上に続けることの方が難しいということです。

第1のポイント:復職までに、「できること」と「できないこと」を企業側に伝える

復職までに、「できること」と「できないこと」をきちんと伝えることが、仕事を長く続けるポイントとなります。
なぜなら復職後に、企業と復職者の間でミスマッチがおきていると、その溝はなかなか埋まらないからです。
ここからは簡単に、脳卒中発症から復職までのプロセスを見ていきたいと思います。もちろん、お勤めの企業により違いますので、詳細は直接ご確認ください。

1、医療機関の診断書を企業側担当者(総務関連等)へ提出
2、企業側担当者と面談し、休職願い提出
3、休職
4、定期的に企業側担当者と連絡
5、復職可能と主治医が判断した場合、医療機関の診断書を企業側担当者へ提出
6、企業側担当者と面談
7、復職
※企業により、産業医との面談がある場合もあり。

この流れの中で大切なことは、復職前に企業側担当者に「できること」と「できないこと」をきちんと伝えるという点です。
なぜなら、企業担当者は医療機関の診断書と、あなたの言葉しか判断基準がないからです。
例えば私の場合、復職前に昔と変わらず働けると嘘をつきました。ただし、私の場合は上司が良い方だったので配慮をしてくれたのですが、そのまま働いていたら退職していたと思います。
もちろん、無理をしても働かなければならないことはあります。ただ私のように、良い上司に恵まれるケースは少ないかと思います。私の経験上、働き出してからのミスマッチはなかなか解消しません。もちろん、それでも頑張れる方は頑張るべきでしょう。ただし、自己退職に追い込まれては意味がありません。極論、会社都合の退職ならば、失業保険もすぐにもらえます。
つまり、復職前に自分が「できること」と「できないこと」をきちんと企業に伝えることが、最終的に仕事を長く続けるための秘訣だと私は考えます。

第2のポイント:私の最終目標は仕事を続けることだと、担当療法士に伝える

復職のために、リハビリは欠かせません。また、あなたの最終目標は復職ではなく、仕事を続けていくことです。その目標を、担当療法士にきちんと伝えることがとても大切なポイントです。
なぜならば、最終目標によってリハビリ内容が大きく変わってくるからです。
例えば、私の場合半年後に復職し、その後働き続けることを目標としました。その目標のために当時の担当療法士が、段階的に落とし込み、最終的にはパソコンが打てるまでのリハビリプランを立ててくれました。
そんなことは言わなくても、担当療法士は分かってくれていると思っていませんか?いやいや、復職と言えば会社に復帰するまでしか考えていない療法士がいかに多いことでしょうか。通勤ができればよい、椅子に座れればよい…。
ただ、私達の人生は復職後も続くのです。つまり担当療法士と目標を伝えることは、とても大切なことなのです。

おわりに

今まで見てきたように、あなたのゴールは復職だけではありませんし、その後も働き続けることです。その為のポイントとして、
1、 復職前に企業側に、「できること」と「できないこと」をきちんと伝える
2、 復職に伴走してくれる療法士に対して、「最終目標は復職ではなく、働き続けることだ」ときちんと伝えたうえで、リハビリプランを作成してもらう
の2点でした。
この2点は、私の経験上とても大切なポイントでした。

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COPAIN㈱ 松本安弘

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