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脳卒中体験者が教える!患者へのお見舞いマナー完全ガイド


脳卒中になった方のお見舞いは、控えるべきか悩みますよね。

というのも、脳卒中は他の疾患と違い、後遺症が残るケースが多いからです。

私自身、脳梗塞になった時に、自分の姿を見せたくないという理由から、お見舞いを断り続けました。

ということで今回は、お見舞いをする際の注意点についてみていきたいと思います。

この記事を読むことで、あなたは大切な方を不快にせずに、勇気付けることができるでしょう。

まずは脳卒中について知ることが大切

ここからは、脳卒中について簡単に説明していきます。

なぜなら、まずは患者様が苦しむ病について、知ることが大切だからです。

では、さっそくみていきましょう。

脳卒中とはどんな病

脳卒中は脳の血管が詰まったり、破れたりすることで発症する病気です。

具体的には、下記3つの病に分けることができます。

  • 脳梗塞:脳の血管が詰まり、酸素不足によって脳の一部が壊死する病気
  • 脳出血:脳内の血管が破れ、血液が脳組織に広がる病気
  • くも膜下出血:脳の外側を覆う膜(くも膜)の下で血管が破れ、血液が広がる病気

どんな後遺症が残るのか

冒頭でもお話した通り、脳卒中は後遺症が残りやすい病です。

具体的には下記のような後遺症が残ります。

  • 手足がうまく動かない、感覚が鈍い
  • 言葉を理解・発音しにくい
  • 記憶力や集中力の低下する
  • 視野が狭くなる
  • 飲み込みが難しくなる

脳卒中になった方へのお見舞いは控えるべきか?

お見舞いに行ってよいかどうかは、患者様の状況によって変わってきます。まずは、患者様のご家族に確認をとってみましょう。

なぜなら、先程からお話している通り、脳卒中は後遺症の残りやすい病ですから、患者様自身がお見舞いを望んでいない可能性があるからです。

現に、私はお見舞いを断り続けました。

つまり、無理なお見舞いはかえって迷惑になる可能性があります。まずは、患者様のご家族に確認を取ってみましょう。

お見舞いに行く時期や面会時間は?

お見舞いに行く時期や面会時間にも注意が必要です。

なぜなら、せっかくの好意が、患者様やそのご家族の負担になってはならないからです。

ここからは、その注意点についてみていきたいと思います。

脳卒中発症から1週間以内はお見舞いを避けるべき

どんなに早くても、発症から1週間以内はお見舞いに行くことは避けましょう。

なぜなら、脳卒中発症直後は再発リスクが最も高く、安静が必要だからです。

例えば、私も発症から1週間は絶対安静で、動くことはできませんでした。

つまり、発症1週間以内はお見舞いに行くことは避け、その後、ご家族の許可が出てからお見舞いに行くようにしましょう。

面会時間は患者家族と必ず相談

お見舞いに行く際は、患者のご家族に、面会が可能な時間を確認しましょう。

なぜなら、脳卒中の後遺症改善にはリハビリが欠かせず、入院中はリハビリ時間が確保されており、その貴重な時間を邪魔してはならないからです。

例えば、リハビリ時間中にお見舞いに来ていただくと、患者様はそれだけリハビリ時間が削られることとなります。

つまり、お見舞いをする際は、患者様のリハビリ時間を削らないための配慮が必要であり、必ずご家族と面会時間の相談するようにしましょう。

お見舞いに行く際に気を付けるべきことは?

お見舞いに行く際にも、気を付けるべきことが2点あります。

ここからは、その2点についてみていきたいと思います。

過度な励ましは禁止

お見舞いにいった際には、過度な励ましの言葉は避けるべきです。

なぜなら、過度の励ましは、患者様の負担になるケースが多いからです。

例えば、あなたが脳卒中になったとして、片側の手足が上手く動かせなくなったとします。そんな時に、「リハビリ頑張って」と言われても、「言われなくても頑張っているよ」と思うのが当然ではないでしょうか。

つまり、過度な励ましは患者様の負担になるケースも多く、注意が必要なのです。

面会時間は15分以内で

面会時間は15分以内にすべきです。

なぜなら、脳を損傷した直後は、疲労感を感じやすいからです。

例えば、会話をすることも、患者様には大きな負担になるケースがあります。

ですから、1回の面談時間は、長くても15分以内にするべきなのです。

お見舞いの品はどのようなものがよいか?

ここからは、お見舞いの品として「お勧めする物」、「お勧めしない物」、「避けるべき物」についてみていきたいと思います。

お勧めするもの

入院中でも使用できるものがお勧めです。

  • クオカード
  • テレビカード
    ※言語の後遺症がある場合、迷惑になる場合があります。注意をしましょう。
  • 現金
    ※関係によっては、気を使わせてしまうケースがあります。注意をしましょう。

お勧めしないもの

患者様の心の負担になる可能性がある物、退院時に荷物になる物はお勧めしません。

  • 写真
  • 本、雑誌
    ※手に麻痺があり、読書が難しいケースが多くあります。
  • タオル

避けるべきもの

食事管理をされているケースが多く、持参するべきではありません。

  • お菓子
  • 食事
  • フルーツ
  • 飲み物

おわりに

ということで今回は、脳卒中になった方のお見舞いをする際の注意点についてみてきました。

脳卒中は後遺症が残る可能性が高く、患者様の心理的不安も大きい病です。

ですから、お見舞いの際は、患者ご家族に必ず相談をしてからにしましょう。また、お見舞いに行った際も、心理的、身体的な負担をかけないように注意が必要です。

脳卒中は、昨日できたことが突然できなくなる恐ろしい病です。今回お話した点に注意しながら、ぜひ患者様を元気付け、力になってあげてください。

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