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ボトックス注射は、脳卒中のリハビリ効果を高める可能性が!

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脳卒中後の、過度な収縮に苦労していませんか?この収縮、リハビリにも悪影響をもたらします。
ただし、ボトックス注射を受けることで、収縮をおさえられる可能性があります。
実際に、日本を含め世界80ヵ国以上でおこなわれている治療ですが、この治療について詳しく知らない方が沢山います。
今回は、ボトックス注射とは何か、そしてその効果についてみていきたいと思います。もちろん、注意点や副作用についてもみていきます。
この記事を読み終えるころには、収縮抑制の新しい選択肢が増えていること間違いなしです。

ボトックス注射は、筋肉の過度な収縮をやわらげる

ボトックス注射には、筋肉の過度な収縮をほぐす効果があります。
ちなみに、ボトックス注射とはボツリヌス毒素を用いた治療法で、美容や医療の分野で幅広く使用されています。この毒素を、特定の筋肉に小量を注入することで、筋肉の動きを一時的に緩める作用があります。
具体的に、脳卒中後の治療では次の手順で治療が進められます。
1、 専門病院での問診
ボトックス注射が有効かどうか、有効だと考えられる場合、投薬量や箇所、投薬日を決定します。
2、 投薬
ボトックス注射をおこないます。
3、 経過観察
投薬後に効果があったか、副作用がなかったかなどを確認します。
なお、効果は注射後2~3日目から徐々にあらわれ、通常3~4ヵ月間持続します。その後、年に数回、注射を受けることになります。
このように、一時的ですがボトックス注射には、筋肉の過度な収縮を弱める効果があります。

治療後のリハビリが効果的

ボトックス注射をおこなった後に、リハビリをおこなうことは効果的です。
なぜなら、筋肉がやわらぐことで関節の可動域が改善され、歩行や日常生活動作が容易になります。この結果、リハビリの効果が促進され、パフォーマンスが向上する可能性があるからです。
例えば、ゴルフのスイングは力いっぱい振るよりも、リラックスして振る方が飛距離は伸びます。つまり、リラックスは大切なのです。
ですから、ボトックス注射で収縮をやわらげておこなうリハビリは、より効果が期待できます。

副作用が出た場合は、必ず主治医に相談

少数ながらボトックス注射をおこなうことで、副作用を感じる方もいます。
もちろん、どんな薬にも副作用はあります。ただし、患者と医師の間できちんと連携できていなために、副作用をおこす方もいます。
そんなわけで、ここからはボトックス注射の、注意点と副作用についてみていきたいと思います。
まず注意点としては、誰にでも効果があるわけではないという点です。もちろん、効果が出る方が多い治療ですが、効果があらわれない方もいらっしゃいます。その場合、製薬会社が違うボトックス注射もあり、そちらで効果が出る方もいます。詳しくは、医師と相談してみましょう。
また、一般的な後遺症としては下記4つがあげられます。
1、筋力のさらなる弱化
治療される筋肉だけでなく、周囲の筋肉にも影響を及ぼすことがあり、一時的な筋力の弱化が起こる可能性があります。
2、嚥下障害
首や喉の近くに注射をする場合、嚥下障害が悪化するリスクがあります。
3、呼吸困難
非常に稀ですが、注射部位からボトックスの効果が拡散して呼吸筋に影響を及ぼし、呼吸困難を引き起こすことがあります。
4、一般的な副作用
注射部位の痛み、腫れ、発赤、瘢痕形成、または感染のリスクがあります。また、頭痛やインフルエンザ様症状が発生することもあります。
ただし、これらの副作用は、ほとんどの場合一時的であり、数日から数週間で改善することが一般的です。しかし、副作用が持続する場合や深刻な症状が現れる場合には、治療をしてもらった医師に相談することが重要です。
今までみてきた通り、ボトックス注射で副作用を感じる方も少なからずおり、開始には信用できる医師との連携が必須となります。

おわりに

本記事では、ボトックス注射の効果についてみてきました。まとめますと、ボトックス注射には筋肉の過度な収縮をほぐす効果があり、リハビリ効果を高める可能性があるということでした。ただし、副作用がある点にも注意が必要です。
ですから、私達自身がこの治療に対してきちんと知識をつけ、信頼できる医師との連携を深めていかなければならないということです。
また、ボトックス注射はどこでも受けられるわけではありません。まずは、主治医に相談してみることからはじめてみてください。

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松本安弘

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