COPAIN(コパン)は遠隔リハビリに特化し、在宅でリハビリ科医やセラピスト、多様な専門家による身体と心の包括的なリハビリが受けられます。


「戻りたい」とは思わない: 病気を経て見つけた新しい自分

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こんばんは!マツモトヤスヒロです。
先日は、脳フェス代表の小林純也氏をお招きし、仲間についてのセミナーを行いました。
なぜ今回このテーマにしたか?私自身が困ったからです。
2016年9月に私は小脳梗塞になりました。もともと内気な私は、つらいと言うことが出来ませんでした。そんな時に助けてくれたのが家族であり、仲間達でした。
脳フェスを知ったのは、2020年頃だったと思います。ただそこにいる人達はアクティブな方々ばかりで、自分には敷居が高かったのを記憶しています。そんな時にある脳フェスメンバーが、私を仲間に入れてくれました。脳フェスに参加することで、私は沢山のパワーをもらいました。その経験から、脳フェス小林代表の話を皆さんに聞いてもらいたく、今回のセミナーを企画しました。

【私にとっての仲間】
今回は小林氏のセミナーをお聞きし、あらためて感じたことを書かせていただきます。

私が脳梗塞発症後、最初に担当医師から言われた言葉は「その後遺症はもう治らないから、慣れていくしかないよ。」でした。当時の私は、「お前が決めることではない」と思いました。意味がないということで、リハビリ時間は大幅に削られました。しかたがないので私は、自主トレーニングでカバーしました。確かに過度な期待を医療従事者が与えてはなりません。ただ、治らないと決めてしまってもいけません。私は回復限界などないと思っていますし、障がい受容は他人が決めるものではなく、自分自身で決めるものだと考えています。
小林氏の話の中で特に印象的だったのが、「病気前の自分に戻りたいとは思わない」という言葉でした。病気になってから、理学療法士になり、脳フェスをつくり、家族ができたからだそうです。素敵な仲間達に恵まれたのですね。もちろんそこまでアクティブな行動に移るまでには、様々な葛藤があったそうです。
私自身も発症後3年間は、死ぬことばかり考えていました。ただそこから救ってくれたのは家族であり、仲間でした。
私は自分と同じ思いをする方を少しでも減らせればと思い、COPAIN(コパン)という会社をつくりました。COPAINはフランス語で、「仲間」です。私をどん底から救ってくれた、亡き愛犬の名前からとりました。
病気になり、突然アクティブに活動するのはどんな人間でも不可能です。少しずつ時間をかけて、進むべきだと考えています。
COPAINの使命は、そのきっかけづくりだと考えています。

夜の中を歩み通すときに助けになるものは、橋でも翼でもなくて、友の足音だ。
【ヴァルター・ベンヤミン】ドイツの作家(1892~1940)

遠隔・在宅リハビリのCOPAIN
松本安弘

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