COPAIN(コパン)は遠隔リハビリに特化し、在宅でリハビリ科医やセラピスト、多様な専門家による身体と心の包括的なリハビリが受けられます。


遠隔リハビリで、脳卒中後遺症を改善: 復旦大学の研究が開く新しい扉

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こんにちは!マツモトヤスヒロです。
脳卒中後の機能回復は、多くの患者にとって長く困難な道のりです。
もちろん回復にはリハビリが重要ですが、復職してリハビリが続けられない、遠方でリハビリが続けられない、そんな理由でリハビリを諦めている方も沢山います。
そんな中で、在宅で行える遠隔リハビリの重要性は世界中で高まっています。
例えば中国 復旦大学による最新の研究によると、自宅で行う遠隔リハビリが患者の運動機能と脳の働きの両方に良い影響を与えると結論づけています。
出典:Chen, J., Sun, D., Zhang, S., Shi, Y., Qiao, F., Zhou, Y., Liu, J., & Ren, C. (2020). 脳卒中患者における在宅遠隔リハビリテーションの効果: ランダム化比較試験. Neurology, 2020年10月27日号.
今回はこの研究論文について、見ていきたいと思います。

研究の背景

脳卒中後のリハビリはとても重要ですが、すべての患者が必要なサービスを受けられるわけではありません。この問題を解決するために、復旦大学の研究チームは、自宅で行える遠隔リハビリの有効性について研究しました。

研究方法

この研究では、脳卒中当事者52人が参加しました。彼らはランダムに2つのグループに分けられ、1方のグループは遠隔リハビリを、もう1方は通常のリハビリを12週間受けました。その後運動能力と、脳画像データの比較が行われました

研究結果

遠隔リハビリを受けたグループの患者は、顕著な運動能力の向上と脳の活動パターンの改善を示しました。特に、脳のM1領域の半球間機能接続が強化され、これが患者の動きをよりスムーズにする効果をもたらしました。

結論

自宅で行う遠隔リハビリは、脳卒中患者の回復プロセスにおいて大きな助けとなり得ることが確認されました。これは、特にリハビリ施設へのアクセスが難しい人々にとって、リハビリテーションのアクセスと効率を改善する新しい方法を提供すると結論づけています。

私の感想

リハビリは質も大切ですが、量がもっとも大切だと私は経験しました。
身体に触るリハビリは重要です。特にまだ自立的なリハビリができない段階では、身体に触れることが必須となります。しかし自立度があがってくると、リハビリの量が大切になってきます。
もちろんただ闇雲に数をこなせば良いわけではなく、専門家による指導は必須となります。
日々セラピストと繋がり、リハビリを毎日行うことが大切なのです。その目的達成のために遠隔リハビリは、最適な手段なのです。
リハビリは細く長く続けることが、効果的なのは明白です。遠隔リハビリが脳卒中後のリハビリの選択肢の1つになることが、私達脳卒中患者にとって大切なのではないでしょうか?

在宅・遠隔リハビリのCOPAIN
松本安弘

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