こんにちは!マツモトヤスヒロです。
皆さん、傷病手当をご存じでしょうか?
私はサラリーマン時代に脳梗塞になり、復職までこの傷病手当に助けられました。
今回は私の経験も踏まえ、この傷病手当についてお話させていただきます。
【傷病手当とは】
傷病手当金は、労働者が病気や怪我のため働くことができず、連続して3日以上仕事を休んだときに4日目から支給される健康保険制度の一種です。
【支給に必要なもの】
傷病手当金支給申請書の提出を求められます。申請書には、事業主や療養担当者(かかり付け医など)の証明が必要になります。
※傷病手当金支給申請書に関しては、下記サイトをご参考にしてください。
全国健康保険協会. 健康保険傷病手当金支給申請書 , https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g2/cat230/r124/ (参照2023-01-09)
【支給額】
支給額される金額は、標準報酬日額の3分の2です。
※標準報酬に関しては、下記サイトをご参考にしてください。
全国健康保険協会.標準報酬月額の決め方 , https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat710/sb3160/sbb3165/1963-232/ (参照2023-01-09)
【支払われる期間】
支給期間は、支給を開始した日から最長で1年6か月の期間です。
【注意点とポイント】
・業務中以外で病気や怪我事由になった場合に限ります。業務中になった場合は、労災になります。
・休業中も会社から給与が支払われている場合は、原則受け取れません。
・仕事に就ける状態であれば、支給されません。
・労働者しか対象でないと思われがちですが、会社役員も条件によっては対象となります。
【私の経験】
私が1番苦労したのは、傷病手当金支給申請書に毎月主治医に捺印してもらうことでした。そもそも急性期退院直後に復職を進められていたため、傷病手当をもらうことに良い顔をされませんでした。
実際歩くこともままならず、復職などできる状態ではありませんでした。傷病手当がなかったら、家族は露頭に迷います。当時の私は、主治医に嫌われないことばかり考えていました。
当時この制度についてもっと詳しく知っていれば、あんなに卑屈にならなかったと思います。
自分の身体を守るのは自分自身だと思います。当然の権利は主張すべきです。ただそれがなかなかできない。そんな世の中が、問題なのだと思います。
皆さんはどう思いますか?
COPAIN㈱
松本安弘