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リハビリ効果を高める声かけ:家族による傾聴が成功の鍵


「他の人は、家族にどんな声かけをしてもらっているのだろうか」
「リハビリに励む家族に対して、どんな声かけをすればよいのだろうか」
こんな悩みを抱えている方は、多いのではないでしょうか?
実は、適切な声かけ一つで、リハビリ意欲を高めることは可能です。
実際に、私も家族の声かけで、リハビリに対する意欲が高まりました。
ということで今回は、リハビリに励む家族への声かけについてお話します。
この記事を読むことで、リハビリに対するモチベーションを高める方法を学ぶことができます。

声かけの第一歩は、当事者の声に耳を傾けること

当事者の声に耳を傾けることが、声かけの第一歩です。
なぜなら、声かけは一方通行のコミュニケーションではなく、相手の意見や感情に寄り添い、それに基づいておこなわれるべきだからです。
例えばスポーツの世界では、以前は、監督が選手に向けてアドバイスを一方的に行うことが主流でしたが、現在では、選手との双方向のコミュニケーションが重要視されています。それは、より効果的な成果を上げるために、選手一人ひとりの声に耳を傾けることが重要だと認識されてきたからです。
つまり、リハビリにおいても、当事者の声に耳を傾けることが重要であり、当事者が抱える不安や疑問、期待に対して、共感と理解をもって応えることによって信頼関係が生まれ、より良い声かけに繋がるのです。

指摘は声かけではない

更に続けると、指摘は声かけではありません。
なぜならば、リハビリでできないことを一方的に指摘し、改善策をアドバイスする方法は、相手をコントロールしようとすることであり、結果として、リハビリに励む人のモチベーションを低下させるからです。
例えば、自分が脳卒中になり、リハビリを受けていると想像してみてください。その際に、家族から「こうすればいい」「ああすればいい」と頻繁に指摘を受けたとしたら、モチベーションは下がりませんか?実際に、そういった指摘やアドバイスは、ストレスとなり、モチベーションを低下させます。
確かに、脳卒中になってしまった家族よりも、健常者のあなたは上手く歩くことができるでしょう。ただし、その事実を指摘して、改善策をアドバイスするだけでは、当事者のモチベーションを低下させ、後遺症改善には繋がりません。

家族の正しい声かけが、リハビリ効果を高める

家族からの正しい声かけは、患者のリハビリに対するモチベーションを高め、結果、改善効果を高めます。
なぜなら、当事者にとって家族は最も信頼ができ、心を開ける大切な存在だからです。一方で、家族からの指摘や批判は、当事者の自尊心を傷つけ、リハビリへの意欲を大きく低下させます。
考えてみてください。子供の頃、両親に「勉強しなさい」言われた時、反発心を抱きませんでしたか?このような感覚は、大人になっても変わりません。
したがって、家族からの声かけは、改善効果を高めますが、一方で細心の注意が必要です。

大切なのは、家族が全てを背負い込まないこと

当事者の話を聞くことは、家族にとって心理的な負担となるケースもあります。そのため、家族は全てを背負い込むのではなく、友人や専門家など、周囲の人々を頼るべきです。
なぜならば、脳卒中後のリハビリは、長く厳しい道のりだからです。この道のりは一筋縄ではいかず、様々な困難が待ち構えています。
例えば、自分自身が落ち込んでいる時に、他人とコミュニケーションを取ることは非常に難しいですよね。同様に、リハビリの過程で適切な声かけをするためには、心の余裕が必要となります。
したがって、当事者への継続的な声かけを行うためには、家族が全てを1人で背負うのではなく、周囲にもサポートを求めることが大切です。これにより、自分の心を守りながら当事者を支え、長期にわたるサポートをおこなうことが可能となります。また、この点は当事者自身もよく理解していなければなりません。

家族の声かけに助けられた私

脳梗塞発症後のリハビリで、私は家族の声かけに助けられました。なぜならば、不安の中で行う単調なリハビリは地獄であり、信頼する家族からの声かけが私の救いだったからです。
当時、私はまっすぐ歩くことすら、出来ませんでした。これは、本当に地獄でした。そんな時、妻は私の愚痴を聞き、たった一言「大丈夫」と声かけをしてくれました。もちろん、彼女自身が一番不安だったと思います。ただ、その声かけにより私は救われました。
このように、妻の適切な声かけのおかがで、私はモチベーションを高め、リハビリに取り組み、医師には治らないと言われた後遺症を改善させました。それぐらい声かけには、大きな力があるのです。
この経験を踏まえて、当社のリハビリでは、担当のセラピストが毎日チャットを通じて利用者に声かけを行っております。この声かけは、利用者個人へのサポートだけではなく、利用者家族が疲弊しないためのサポートも兼ねています。

おわりに

今まで見てきたように、家族の声かけはモチベーションを高め、結果、リハビリ効果を高めます。
また、声かけのポイントとしては、当事者の声に耳を傾けるということでした。
ただし、家族の負担が増え、心を崩してしまっては何の意味もありません。ですから、友人や専門職などの力を借りることも、大切なポイントの1つとなります。

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